当サイトの概要や、制作者のプロフィール等についてご紹介します。
サイト概要
このサイトは、住宅密集地での薪ストーブの被害を経験した一個人により運営しています。
目的
住宅街での不適切な薪ストーブ設置・利用による臭いや煙の被害を受ける人を少しでも減らしたい。この重いのみで開設しました。
薪ストーブのデメリットについてよく知らずに設置してしまうと、周辺に住む人だけでなく、利用者にとっても不幸なことになりかねません。しかし薪ストーブはこれからも住宅地で増えるでしょうし、With 薪ストーブの時代が到来しつつあるのだと思います。
法規制されればまだ良いですが、カーボンニュートラル絶賛推進中の現在、当面は期待できないように私は思うのです(厳しい規制ができるとすれば2050年以降?)。
煙と臭いが発生する仕組みや、デメリットについて役立つ情報を発信すること。それが法規制される前にでもできる、臭い被害やトラブルを減らせる行動の一つだと考えます。
利用する側には分りづらい、被害を経験する立場だからこそ書けることもあればと思います。
サイト運営には少なくない時間と諸経費がかかるので、その補填としてGoogleの自動広告やAmazon等の広告を貼らせてもらっていることをご了承ください。
新たな目的2021/11追記
薪ストーブとの付き合いも長くなり、スタートした当初とまた違った感情が生まれてきました。
基本的な想いは変わりませんが、改めて感じるのは「法規制の無い住宅街の薪ストーブは非常にやっかいなシロモノ」だということです。
被害者側には防ぎようもなく、煙を浴び続ける生活は本当に辛いです。
いくらカーボンニュートラルなどという大義名分があれど、住宅街への薪ストーブは好ましいものとはやはり思えません。周辺の住民にとってはとても迷惑なものです。
私の使命は「薪ストーブ」のGoogle検索結果に上位表示され、設置する前に必ず見てもらえるサイトにすること。結果として住宅街への設置を今一度検討いただければと考えます。
もし賛同いただける場合は、是非ブログやSNSから当サイトへのリンクをしていただければ幸いです。
作った経緯
メディアでは薪ストーブのメリットに焦点をあてられることがほとんど。デメリットが紹介されることはあっても、それがメインで特集されることはほぼありません。
それらメディアの影響かはわかりませんが、現在静かな薪ストーブブームとも言われています。これまで寒冷地や広い敷地で使われていたものが、非寒冷地の住宅街で目にすることも珍しくなくなってきました。
しかし知識不足で住宅街に設置した結果はクレームになりやすいのも事実。「こんなはずではなかった……」というのは周りだけでは無く本人にとっても不幸な話です。
実際に身をもって煙と臭いの被害を経験することで、デメリット情報を広めるメディアの必要性を感じました。
が、しかし、
うーん、でもデメリット情報を広めるにしても、被害者としての感情論で書く記事では参考にならないだろうな。
とも思いました。情報は、相反する視点・考えも理解してから書かれるべきです。
ひいては薪ストーブの良さや、使う権利、言い分、気持ち等も充分理解した上で情報を公開することに意味があるのではないか。
調べる限りではそう言ったサイトは無さそうだったので、結果自分で作ることに。詳しい経緯は以下の最初の記事で書いてます。
薪ストーブを否定するものではありません
当サイトは、デメリットの周知や住宅街での不適切な利用を減らすことが目的です。そのため、薪ストーブおよびその利用を否定するものではありません。
薪ストーブに起因する被害が起こることはたしかに現実としてあります。しかし、性能が著しく悪いなどを除き、薪ストーブ自体が悪いわけではありません。
適正な地域に正しく設置・利用すれば、ただ暖かいだけに留まらず、豊かさや幸せにも繋がる暖房器具となりえます。その場で朽ちるだけの間伐材も有効活用できます。
すでにデメリットを理解し、適切な場所で適切に利用されている方もたくさんいらっしゃるはず。それらを否定するつもりは全くありません。
田舎の広大な土地での薪ストーブなんて、いいですよね。スローライフに憧れる気持ちは私にもあります。
意見を押しつけるものでもありません
当サイトは、主に住宅街での薪ストーブの利用について書いています。Web上によくある質問として、
薪ストーブは住宅街に設置できますか?
というものがあります。当サイトでは、そういった疑問に対し、断定的に意見を押しつけることはしません。
などなど、いろいろな意見がありますよね。調べる上で、ネット上のやりとりを多数見てきました。違う意見に対する自分の意見の押しつけや、否定しあうやりとりも含めて……。
ですので当サイトでは「住宅街では迷惑になる・適さない」などの意見は言いますが「絶対にこうあるべき」「そんなの常識ではありえない」等と押しつけはしないようにします(誤ってしてたらツッコミを入れてください)。
メリット・デメリットを知らずに設置するのは良くないことです。しかし知った上で、どう判断するかは個人の判断領域と考えることにします。
想定読者
臭いの被害に遭っている方
自身が薪ストーブの被害に遭うことで、薪ストーブの煙や臭いについて徹底的に調べました。
また、どうすれば被害を低減できるかや、対策、クレーム(改善要求)の伝え方についてもいろいろと考えました。
煙や臭いを完全にゼロにしてもらうことは難しいことですが、何らかの参考にしていただければ幸いです。
これから住宅街に設置しようとしている方
注文住宅会社を選ぶ中で、初めて薪ストーブという選択肢を知る方もいるのではないでしょうか?実際、私がそうでした。
ちょっといいな、付けてみたいな……という方に、デメリット情報も知っていただければ幸いです。
結果設置することになった際、どのように設置・利用すれば煙・臭いのクレームが発生しづらいかなどの記事も書いていくつもりです。
実際に設置している方
デメリットを知らずに住宅街に薪ストーブを設置してしまった結果、クレームを受けて戸惑っている……という方がいれば、わずかでもお役に立てるようなコンテンツを作っていきます。
また、現在クレームが無かったとしても、
等と、なんらかのきっかけになりましたら幸いです。
すでに適切に利用されている方には釈迦に説法な内容かもしれません。逆にご指摘やアドバイスがありましたらありがたく存じます。
作者について
「ヤマダ」と申します。よろしくお願いします。
薪ストーブっておしゃれでいいな、くらいの人でした
閑静な住宅街に注文住宅を建て、快適な暮らしを楽しんでいたのもつかの間。冬の到来とともに薪ストーブの煙と臭いに悩まされることに。
薪ストーブを初めて見たのはおしゃれな注文住宅のモデルハウス。おしゃれで暖かそうだし我が家にも付けたらどうか、なんて家づくりに浮かれていた頃もあったぐらいなのに、青天の霹靂でした。
「正しく使えばほとんど臭わない」という定番の言葉を鵜呑みにしていましたが、メディアのイメージや売り手側の宣伝とのギャップがあると驚きました。
薪ストーブや煙・臭いについて調べる
そもそも煙突は我が家よりも上なのに、なぜ被害が発生するのか。そんな疑問を発端に、薪ストーブについての仕組みや、煙・臭いがどのように拡散するかを調べまくることに。
実際に設置して体験しないと分らないようなことはまるでダメですが、教科書的な理論や知識を身につけました。
また、調べる中でネット上の掲示板やブログを見てわかったこと。それは、利用者の意見と被害者の感情的な意見がぶつかりやすいことです。ひいては議論になりづらいことも知りました。
匿名のネット上ということもありますが、リアルでも根本に思う所は同じでしょう。
ご近所トラブルの解決の難しさや、好きで使っている人へのクレームを伝える難しさも身にしみました。
薪ストーブ問題は、非常にセンシティブで難しい問題と感じます。
嗅覚は人並みレベル
煙や臭いが気になるレベルは人それぞれですが、私の嗅覚は普通レベルだと認識しています。
煙耐性は、10代までは田舎で育ったため野焼きなどの煙について慣れてます。田舎は農家さんがバンバン燃やしますからね。当時は家の中も喫煙環境でした。
その後都会暮らしも経験し、都会の生活環境や空気感も理解しています。色々な地域を10回以上引越ししていますので、田舎~準田舎~都会の様々な空気感を知っているつもりです。
都会の方が野焼きが無い分、住宅街ならかなり空気が良かったりしますよ。
薪ストーブの臭い問題については、自分だけの考えで無く、常人より臭いに鈍感(汗)な妻の意見も聞くようにしています。
妻でも焚き付け時と思われる時には気づくので、それなりの臭いはあるようです。
心理学が好き
若い頃営業職だったことから、営業成績を上げるため心理学に興味を持ちました。競争に勝つために必要だったのでひたすら学びました。
もちろん専門家にはかないませんが、基本的な知識は理解しているつもりです。薪ストーブ問題は人と人の関わりですから、活かせるのではないかと考えています。
薪ストーブと同じで、何か必要に迫られるととことん学ぶのは癖のようです(汗)
柔和で温厚(笑)
昔から柔和で温厚、争い、過激な言葉はちょっと苦手です(論理人間なので正当な主張はしますが)。
薪ストーブ関連は過激な言葉が応酬していますが、このサイトはそうしたくないと考えています。過激なコメントはできればしないでくださいm(__)m
作者の薪ストーブ被害状況
参考までに、私の薪ストーブの被害状況をご紹介します。
薪ストーブ設置の家が多数の地域
準田舎の新興住宅地で、新築の注文住宅が非常に多い地域。そのため寒冷地でも無いのに薪ストーブの家がやたら多く、自宅周辺に薪ストーブ設置の家が知っているだけでも7件はあります(当初より増えました)。
実家の田舎&都会に住んでいた時は、設置している家を見たことすらありませんでした。新築での設置が増えてるんですね。
その中の3件は毎日の散歩時に道を通るのですが、いずれもタイミング次第で臭いを感じることがあります。
外から見える煙突の形状はそれぞれ。どの程度自覚されているかは分りません。
やはり一番近い家からが臭う
一番近い薪ストーブのお宅の煙以外は、家の前を歩かない限りほぼ気になりません。ずっとなら気になるかもしれませんが、通り抜ける間だけです。
我が家までただよって臭いとして感じることもありますが、来ても拡散された状態で届きますのですごく軽い野焼き程度。これは気になりません。
最も問題になっているのは、数メートルの距離に位置する一番近い家の薪ストーブです。煙が見えない時でも、野焼き程度の臭いがあたりに充満します。煙が見えている時はいわずもがなです。
2021/02/11 これを書いた当時より月日は流れ、状況が変わってきました。最寄りの家が最も臭うのは変わりませんが、度重なる交渉により以前ほどではなくなりました。
代わりに薪ストーブ設置宅が増え、遠方からの臭いがきつくなりました。。
一応煙が来ることがある旨伝えている……がやはり臭い
窓から煙突が見えるのですが、不完全燃焼を起こしている時もちらほら。その時は煙も臭いも強いです。洗濯物も臭います。
ある日、明らかにいつも以上の不完全燃焼を起こしてモクモク状態の時があり、たまらず相談をしたのが最初。それからは不完全燃焼の頻度は減り、以前よりはましになりました。
ですが屋根や周辺建物の影響なのか、はたまたドラフト(煙の上昇)が弱いのか、日によっては結構臭うときも。おそらく焚き付け時だと思うのですが、例えるなら強めの野焼きレベルです。
巡航運転と思われる時でも普通の野焼きレベルで、ああ使ってるんだなと分かります。たまにならいいですが、冬はほぼ毎日です。
本音を言えば止めて欲しいけれど
給気口から臭いが入るので、生活空間にも強制的に入り込んできます。本音を言えば止めてほしいのが正直な気持ちです。我慢できるレベルなのも余計に難しいところ。
それに、相手も大枚はたいて設置したものですし、利用する権利もあります。
ネットを見れば、周辺が曇るくらいにさせているほど迷惑な人もいるようなので、それと比べれば常識の範囲なのかどうか。それに、こちらが迷惑をかけていることもあるかもしれませんので、お互い様な部分もあります。
まだお付き合いは少ないですが、ご夫妻そろっておそらく良識ある方だと推測されるのが不幸中の幸い。絵に描いたように幸せそうなご家族です。
もう少し仲良くなったら何かの拍子に伝えてみようと思いますが、当面は様子見の予定。
ただ、巡航運転でも多少の臭いはするので、ここで暮らす限り、ある程度の我慢は必要なのでしょう。
だからこそ、特に住宅街の薪ストーブは多少の我慢が発生しやすいもの、という事実を広める重要性を感じますした。
ぶっちゃけ土地を買う前に戻れるなら、別の土地を買ってました。相手にやめてとは言えませんので……。