どのくらいブログを書いたんだろうとふと気になったところ、50ページを超えていました。飽きっぽい私が、よくもまあ続けてこられたなと思います。
今回は一息ついて、過去を振り返ってみることにしました。そして改めて、未来に活かすことに繋がればと考えます。
薪ストーブ状況について
世の中は変わったか
私がブログを書きはじめたのは2020年の1月です。それから何か具体的に世の中が変わったか……と言えば、基本的には変わっていないと思います。
細かいところではNHKや朝日新聞の対応でX(Twitter)上でプチ炎上などの記憶もありますが、それが世間一般の話題になるようなこともなく。
今日においても、住宅地の薪ストーブに各種問題があることなど知らない人がほとんどでしょう。
しかしながら先日、神奈川県葉山町議会にて薪ストーブ煙害問題が提起されたというのを拝見しました。これはおそらく初とのことで、青山 翠さんのご尽力があっての事と思います(上記ページには青山 翠さんの複数の投稿がありますので興味ある方はご覧になってみてください)。
ヤマダの身の回りは変わったか
近隣では煙突が設置してある家は多いですが、私の見る限りでは何も変わりません。煙を出す家は変わらず爆煙を出しますし、晴天の昼間に薪ストーブを使う家もあります。相変わらず10月~4月と、年の半分以上がシーズンです。
何にも変わっていません。当初は薪ストーブ利用者さん全員にヤマダのブログを読んでもらう!迷惑を知ってもらいたい!と息巻いていましたが、全く何も変わりませんでした。
たかが50ページ程度の認知度ではだめで、500、5000と必要なのでしょう。
薪ストーブの未来は変わると思うか
いろいろと活動されている方がいらっしゃいます。その際、薪ストーブの問題を役所などに提案することもありますが、どこも判を押したように、
- 法律で禁止されていないので難しい
- 適切な薪を使えば環境に良い(カーボンニュートラルという認識)
- 薪ストーブは問題では無い(煙害は無視)
- 環境省のガイドブックで適切な利用を案内している
と、いうような回答を返されるという扱いです(調査してくれる自治体もあるようですが根本的解決にならない)。
いつか薪ストーブの規制ができることは間違いないと私は考えています。しかし国の方針としても「良い物」という扱いから、簡単に手のひらを返すこともできないでしょう。
そのため、2050年あたりまでこの姿勢を貫く可能性もあると思います。
大きな視点で見れば、個人宅が多少の迷惑を被っていても、不要な間伐材を使ってもらった方が都合が良い……。そのような判断も分からなくもないですが(当人としては納得いきませんが)、待っていたらおじいちゃんになってしまいそうです(汗)。
やはり家を売る方が合理的だなと考えてしまう自分がいます。歳をとってあのとき売っていたらと後悔してしまうのは悲しいですし。
アクセスについて
サイトのアクセスに関して調べてみました。GoogleAnalyticsが途中からGA4になったので、必然的に2022年7月~2023年11月のアクセスを対象としています。
アクセストップ3
一位
おそらく被害者さんが読んでいるページだと思います。しかしながら、読んでもすぐに問題が解決するわけでもなく、コミュニケーションで解決するしかないという内容です。
読んでがっかりする方が多いと思うので私も心苦しいですが、実際そうなところが、現在の日本の法律です。
二位
おそらく利用者さんがお読みになっていると思います。当時はドラフトを気にして!という気持ちで書きました(技術的な内容で無くて申し訳ないです)。
アクセスを見ると、実際に気にかけている方は多いのだろうと推測します。
三位
チェーンソー&薪割りのうるささや、たたきつける衝撃波の強さは、やる側はわからないものなのでしょう。ですが、実際に迷惑だと思う人がいての三位なのだと思います。
近隣に気をつかう人が一人でも増えればよいなと思います。
キーワード
一位: 近日公開
諸事情により、改めて記事にします。引っ張りたいわけではなく、合理的な理由があるので公開時に書きますね。今シーズン中になんとかしたいと思います。
二位: 薪ストーブ 住宅街
当サイトのサイト名も含めているので、これは当然ですね。
三位: 薪ストーブ 臭い 近所
おそらくは、近所の薪ストーブが臭っている……ということでしょうか。臭いが気になって、薪ストーブって臭うの!?と、調べている可能性がありそうです。
四位: 薪ストーブ 近所迷惑
三位とほぼ同列だったので四位も挙げます。これもおそらくは、迷惑だ!と思う方が訪れた結果かな、というのが推測です。
平均エンゲージメント高い
平均エンゲージメント、つまり読んでくれている時間なのですが、ひっくるめてサイト全体で約3分です。私が過去に運営したブログで、3分に達したことはありません。
つまり、訪れていただく方は薪ストーブ問題に興味があり、読んでくれているということです。
このようなサイトは興味のある方がほとんどなので、必然的に平均エンゲージメントが上がるのでしょう。
使った時間について
何気なく時間を消費してブログ運営していましたが、振り返ると非常に多くの時間を使っていたことが明確になりました。
1記事3時間以上
私は文章を書くのが遅いので、1記事平均3時間以上はたぶんかかっていると思います。長文だったり、調べながらだったり、図を作ったりして作る記事は10時間以上かかることもあります。
特に以下の記事は数十時間かかったようです(記事内に書いてあった)。
コストが引くレベル
少なめに見積もって1記事平均3時間=150時間。時給も少なめに見積もって3000円として45万。5000円でも75万です。
何をしているのだろうと、正直思います。妻に話したら怒られるかもしれません。いや、絶対怒られます。
広告収入
コストに対して、せめてもの広告収入があれば……となりますが、雀の涙です。
小中学生のお小遣い程度の広告収入はありました。広告収入目的ではないのでそれは良いのですが、正直もうちょっとあるのかなぁと想像していました。
問題
家族に使う時間や、仕事ができる時間を削っているので、やや家庭内で問題も出てきました。
例え慈善事業であっても活動資金は必要なのと同じように、この点はどうにかしないとなと思いました。スポンサー(支援者)などがあればと思いますが、それも難しいでしょうし当面の問題になりそうです。
このサイトへのリンクも広義での支援ですので、ご協力いただければうれしいです!
目的・目標について
当初の目的
当初の目的は、デメリット情報を広める……という漠然とした大義名分がありました。
一人でも多くの薪ストーブ利用者さんに問題に気づいてもらい、一人でも多くの被害者さんに何らかの気づきがあれば、と思いました。
でも、意欲はありましたが、ちょっと抽象的だったように思います。
現在の目的
デメリット情報を広める……という抽象的な部分について、より具体的な目標ができました。
- 住宅地での薪ストーブ導入を改めて考えてもらう
- 薪ストーブをより気をつけて使ってくれる人を増やす
- すすとり君Homeの様な排煙浄化装置を一般的にする
- 微力でも法改正に影響を与える
- 薪ストーブ関連のキーワードで軒並みGoogle検索1位をとる(薪ストーブ関連で読まれるサイトになる)
これにより、1人でも多く、日本の住宅地で薪ストーブによる被害を減らすことに貢献できればと思います。
書く方向性について
目的・目標を達成するにあたり、書く方向性についても考えなければならないように思いました。
「迷惑」で伝わるのかどうか
最初の頃は、「住宅地の薪ストーブでは薪ストーブのあれやこれが迷惑になる」ということをいろいろ書いてきました。できるだけ柔らかく書いてきたつもりです。
例えばこういう記事です。
しかしながら基本は「被害を受ける側」で「迷惑だという姿勢」があるため、「なんか気に食わない」「ヤマダが神経質なだけ」「ただのアンチ」という反感を持たれてしまう可能性も危惧していました。
それにただでさえ、薪ストーブ利用検討中の方や利用者の方は、情報にバイアスがかかりやすいです。
薪ストーブ利用の権利もあることを尊重した姿勢で書かないと、読んでもらえない可能性もあるのではないかと考えました。
「使う前提」の記事も書くことにする
なので新たな試みとして、住宅地で薪ストーブを使う前提で「どうしたら良いか」という記事も書くことにしました。
こんな記事です。
現実問題として、住宅地の薪ストーブが増えている流れを素直に受け止めるのであれば、「住宅地での薪ストーブの適した利用方法」のニーズも増えていると思うのです。
利用を推奨するわけではなくとも、どうせ使うなら上手く利用してもらった方が良いのではないかと。
これには正直、
ヤマダは薪ストーブ利用を肯定しているのか!?
と思われるかもしれないな、と思いました。特に薪ストーブで大変困っている方には。
しかしながら、利用の改善に役立つことであれば、読んでもらえた方が世の中にとってプラスです。
「薪ストーブ関連で読まれるサイトになる」という目的を達成することも意味しますので、今後も利用者さん視点に立った記事もどんどん書いていくつもりです。
もちろん、住宅地では薪ストーブは向いていない。人がいないところで利用するのが一番。……という考えは変わりません。
まとめ
以上、50ページを書いて過去を振り返りつつ、頭の中を整理したことを書き出しました。
年月とともに、書く内容や目標も変わってくるものですね。このブログが行き着く先はまだまだ分かりませんが、今後もコツコツと続けていこうと思います。
あと余談ですが、1記事が長すぎる気がしたので、今後はもうちょっと短くまとめて書いていこうかなとも思っています。
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