薪ストーブご近所問題の「言ってはいけない」。相手の神経を逆なでしかねない言い方17選

薪ストーブ問題 NGな言い方その他

薪ストーブのご近所問題は、非常にセンシティブな問題です。ほんのわずかな言い回しから相手を不快にさせてしまい、その後の結果を悪くしてしまうこともめずらしくありません。

それは被害者側だけではなく、薪ストーブ利用側のでも起こりえることです。

被害者側の言い方が悪ければ、利用者は改善に協力する気持ちも失せるというもの。逆に利用者側の言い方が悪ければ、被害者は納得しないでしょう。

本ページでは、話し合いの際に相手が不快を感じる可能性のある言葉・言い方を考えてみました。少しでもより良いご近所関係を築くための参考になれば幸いです。

同じことを言っていても、些細な語尾の違い・語気等で与える印象が変わることがありますし、受取り方にも個人差があります。言葉・言い方以外の要素があることにも注意が必要です。

また、本ページの全てに言えることですが、全く話の通じない相手にはあてはまりませんのであしからず。

被害者側の言ってはいけない

被害者側

私自身は被害者側ですので、利用者側が「こう言われたら嫌」というのはあくまで想像になります。しかしながら、こう言われたら間違いなく嫌であろうという言い方を厳選して集めてみました。

基本的には以下のような言葉を総じて言ってはいけない(言わない方が良い)と考えます。

  • 相手を怒らる言葉
  • 反抗心を持たせる言葉
  • 一方的に使用を制限する言葉

それでは具体例を挙げていきましょう。

使うのを止めてください

被害者
被害者

臭いので薪ストーブを使うのを止めてください!

利用者
利用者

は!?法律で認められてるものだし

とても分かりやすいですね。利用が認められているものを、一個人の都合で使うなと言われたら、相手は反抗心を抱きます。

利用者が気の弱い人だったり、突然の相手の剣幕に押されたりなどで「すみません、考えてみます」などの肯定的な返事を得られる場合もあるかもしれません。しかし冷静に考えてみれば、なぜ一方的にそこまで言われなければならないのか。なぜ止めなければならないのか、疑問が生じるはずです。

大金かけて設置してるし、国も認めているものだし。他人に言われる筋合いは無いし。……等など、モヤモヤやイライラ感が出てくることでしょう。

「止めてください」=相手の使用する権利を無視した、歩み寄りを拒否する言葉です。これを使わざるを得ないのは特別なケースだと思います。

こんな住宅街で使うのは常識を疑う

被害者
被害者

こんな住宅密集地で物を燃やすなんて常識を疑う。全くもって非常識ですよ!

利用者
利用者

法律の範囲だし、気も使っている。私の常識ではおかしいことではないのに、あなたの常識で決めつけないでほしい。

そもそもの常識というのが、人それぞれ違うものです。違う常識を持つ人に自分の常識を押しつけて非難するのは人格を否定するも同じこと。相手に反発する気持ちが生まれるのは当然です。

加えて、住宅街では厳しいかなと思いながらも、本人の努力等で解決しようとして設置する人もいるわけです。そんな人に非常識と言えば、言われたくないところを突かれた気がしてイラッとすることは請け合いでしょう。

迷惑行為ですよ!?

被害者
被害者

煙が臭いです。住宅街では迷惑行為ですよ!

利用者
利用者

普通に使っているだけなのに非難されて腹が立つなぁ。

「迷惑だ!」と相手を責めることで「ああ迷惑だったんだな、相手の為に改善しよう」と思える人はとても素直な人です。現実問題としては、非難・攻撃されていると感じて腹を立ててしまうこともあるのが人間です。

例えば喫煙可の飲食店でタバコを吸っていたら「飲食店内で吸うのは迷惑だ!」と言われたら「吸っていいんだけど。なにこの人!?」となることと同じです。「子供がいるので控えていただけないでしょうか」ならまだ違うと思いますが。

「迷惑行為」などと、非難するような言葉をわざわざ相手に言う必要はありません。ご近所トラブルでは、常に相手の気分を害さないような言い方を選ぶのがベターです。

即刻、改善してください!

被害者
被害者

煙が臭いです。即刻改善してください。

利用者
利用者

命令されているようで腹が立つなぁ。

これも「迷惑だ」というのとほぼ同じで、非常に感じが悪いですね。「即刻」「してください」という言葉から、上から目線で命令・指示しているような印象を与えかねません。

怒りの沸点が低い人はこれだけでイラッとする可能性があるでしょう。

薪ストーブ問題の原則はあくまでお願いベースです。「改善していただけないでしょうか」という丁寧なお願いの方が良い結果を生むと考えられます。

お願いベースが良いというのは、相手がまともな大人であれば、という条件があります。まともでない人には何を言っても無意味ですので。

絶対に煙を出さない・来ないようにしてください

被害者
被害者

絶対我が家に煙が来ないようにしてください。

利用者
利用者

そりゃ無理だわ。どんだけ神経質なのこの人。

薪ストーブは薪を燃やすわけですから、全くの無煙にはできません。そして煙は風等の影響もあるのでコントロールすることはできません。

ですから、煙を絶対に出すな・絶対にこっちに来ないようにしろ、というのは無茶な要求です。加えてなんだか偉そうですし、神経質な印象を与えてしまいます。

煙を出さないようにしてほしい……という気持ちはよくわかります。しかし薪ストーブは使用が認められているものなのですから、お互いの歩み寄りが重要です。

エアコンじゃだめなんですか?

お宅にはエアコン、付いてますよね!?エアコンじゃだめなんですか?

いや、使いたいから薪ストーブ設置したんだし。人の趣味にケチをつけられたようで気分悪いなぁ。

絶対に言ってはいけないわけではありませんが、その前の会話のやりとり次第で、イラッとする可能性がある言葉です。

例えばクレームの後に「エアコンじゃだめなんですか?」と言えば、言葉以上の意味に捉えられてしまう可能性もあるでしょう。例えば以下のようなものです。

  • 薪ストーブは迷惑してます
  • エアコンを使ってください
  • そんなに寒い家なんですか?
  • あなたがさむがりすぎなのでは?

そもそも論として、大抵はエアコンもついているでしょうし、それだけでも充分暖をとれることもわかりきっています。しかし当人にとってはエアコン以上の価値があると思って使っているわけです。

それをエアコンじゃだめかと言われたら、自分の価値観が否定されたような気持ちにもなりかねません。ついつい言いたくなりますが、あまり良い言葉とは言えないでしょう。

薪ストーブ利用者側の言ってはいけない

利用者側

薪ストーブの利用者側が、被害者と話をする際に言ってはいけない・言わない方が良いことを考えてみます。実際に私が言われた言葉や、言われたらさぞ嫌だろうなぁという言葉を集めてみました。

主に気をつけたいのは、以下のような言葉です。

  • 改善を拒否する言葉
  • 聞く耳を持たない言葉
  • 理不尽な言葉

それでは見ていきましょう。

法律で使用が認められているんです

利用者
利用者

法律で使用が認められているものなので、住宅街で使っても良いんです。

被害者
被害者

法律はそうかもしれないけど、実際臭いがすごいんだよなぁ。それに昼間は洗濯物が干せないから止めて欲しい……。

たしかに法律上、どんな住宅密集地でも使って良いのはその通りです。しかし現実的には、法律の範囲であれば何をしても良いかと言えばそうではありません。人間社会にはマナーやモラルといったものがあるからです。

法律を盾に、24時間好きな時に好きなように使い、煙や臭いは出し放題で使ったらどうでしょうか。マナーのカケラも無いのか!と被害者は感じてしまうことでしょう。

そもそも薪ストーブ問題に限らず、ご近所問題に法律を持ち出すとややこしいことになりやすいので注意が必要です。

もちろん「今すぐ止めろ」などのモンスターに対しては法律問題を出すのも致し方ありません。

臭いなんてありえません

利用者
利用者

高性能な薪ストーブを使ってますので臭いなんてありえません。もし出ても常識の範囲です。

被害者
被害者

決めつけれられたら、話し合いにすらならない。

煙は出てない、出ていても生活臭レベルだ。そう決めつけられてしまったら話し合いにもなりません。どんなことでもそうですが、決めつけるのは良くないですよね。

例え臭いが出ていないと思っていたとしても、現実は分かりません。実際に相手が困っていると言うのであれば、まずは話を聞いてあげることが重要です。

その上で対応を考えても遅くはありません。

あなたが神経質なんじゃないですか

利用者
利用者

他のお宅は誰も臭いと言ってませんよ。あなたが神経質なだけではないですか?

被害者
被害者

自分を棚に上げて、こっちがおかしいと!?この人と話し合いをするのはどうやら無理そうだな。

これは絶対に言ってはいけないレベルの言葉です。神経質じゃないか=こちらの問題ではなく、あなたが異常ではないですか、という意味です。

他に例えるなら、以下の対応と同じです。

  • 飲食店で髪の毛が入っていた→あなたの髪の毛じゃないですか?
  • 電化製品が壊れた→あなたの使い方が悪いんじゃないですか?

例え話を出すまでも無く、どう考えても相手は気分を害することが明白です。

家の煙だという証拠はあるんですか

利用者
利用者

他の家も薪ストーブを使ってますし、野焼きもあります。家の煙だという証拠はあるんですか?

被害者
被害者

目視でも確認できるし、絶対この家の煙なことはわかってるんだよ。証拠なんてないよ。

薪ストーブが多く設置されている地域では、たしかにどのお宅の煙かが分かりづらいです。ただ、証拠はあるのか!?などと言われれば間違い無く良い気持ちはしません。

大抵の場合、ご近所さんにクレームを言うまでに一定の我慢の期間を経て伝えています。その場合、被害者側は確信しているからクレームを言うわけです。

それに対し証拠云々を持ち出されれば、気分を害するの間違いないでしょう。

エコな暖房器具なのでいいことをしているんです

利用者
利用者

カーボンニュートラルで環境に優しく、社会的には良いことをしているんです。

被害者
被害者

こんなに煙を出していて環境に良いわけない。この人は何を言ってるんだろう。

薪ストーブはカーボンニュートラルでエコだと言われます。それは正しく利用した場合のみで、逆に不完全燃焼をまき散らしていれば大気汚染にも繋がりかねません。

正しく使えていないことに起因するクレームであれば、それをエコと呼び免罪符に使われると反感を買うことになります。

正しく使えていたとしても「エコの為なら人に迷惑をかけてもいいのか!」と感情的になられる可能性があるでしょう。

まだ使うのに慣れていないので、すみません

まだ使い始めて数年なので慣れていないんです、すみません。

もう何年も臭ってますよ。こっちはあなたの被験者ではないのですから燻されるのはもうたくさん。プロのレクチャーを受けるなり努力してほしい。

薪ストーブはアナログな暖房器具ですので、人により上手い下手があります。独力で上手になるまでには何年もかかるでしょう。煙を少なくしようとする意識が無ければ、一生上手くならないかもしれません。

誰でも最初は初心者ですので、慣れてないから……という気持ちは分かりますが、それでは慣れるまで我慢してくださいと言っているようなものです。周辺住民は実験台ではありません。

プロの指導を受けたり、薪の水分を測ったりなどと努力の姿勢が見られないとイラッとくることでしょう。

多少の臭いは多めに見てもらえませんか

利用者
利用者

今後気をつけて使います。ただ、薪を燃やす暖房器具なので多少は大目に見てもらえませんか。お互い様ですし。

被害者
被害者

「大目に見る」「お互い様」を強要されるの、なんだかなぁ。

これは、要は我慢してくれないかということです。しかし「大目に見る」「お互い様」は、強制されるものではなく、自分から思うことだと思います。

例えば「子供は騒ぐものだから大目に見て」と、騒ぐ子の親から言われたら何だかなぁと思いませんか。逆に自分から「子供は騒ぐものだから大目に見よう」と思うのは至って自然です。

つまりは「大目に見る」「お互い様」は、自発的であることが好ましいようです。それらを強制するような余計な言葉は言わない方がよいでしょう。

相手から何か迷惑を掛けられており、本当にお互い様の場合はまた違ってくると思います。

私の唯一の趣味で楽しみなんです

利用者
利用者

無趣味だった私の唯一の趣味なので、なんとかお願いします。

被害者
被害者

そんなこと言われても困るなぁ。実際被害を受けているのはこちらだし。。

お願いされても、臭いことは変わりません。趣味は他人に迷惑を掛けないでするものだろうと反感を買うでしょう。

お願いするよりも、臭いを抑える努力に最善を尽くしてもらいたいと思うものです。

臭いを抑える相応の努力した上での言葉であればまた違ってくるかもしれません。

後から引っ越してきたくせに

利用者
利用者

後から引っ越してきたんですよね。煙突があるんだから臭うことくらい分かって住んだのではないですか。

被害者
被害者

こちらには快適に住む権利はないのだろうか

これには2つの意味が含まれる可能性があります。

  • 煙突があるのだから臭うことくらい分かるだろう
  • 私の方が先に住んでいたのだからグダグダいわずに我慢しろ

私もそうでしたが、薪ストーブが臭うなんてことをこれまで知りませんでした。非寒冷地でしたので、薪ストーブ自体をほとんど見たことがなく、知識のカケラもなかったのです。

ですから煙突がある=臭うとわかるだろうというのは、ちょっと酷ではないでしょうか。

加えて先に住んでいた方が偉い的なことを言う人もいますが、これは非常にモヤモヤする言葉です。……とは言えそんな考えの人がこれを見て「じゃあ言わないようにしよう」とはならないんでしょうけどね。

やれることはやりました

利用者
利用者

臭いには充分気をつけています。やれることは全てやりました。

被害者
被害者

え!?最初とたいして変わらないんだけど。もう何もしてくれないということ!?

臭いが困っていると伝えてくるのは、よほど相手が困っている状況です。そんな相手に「できることはやりました」と伝えることは、終了宣告と同意です。

  1. もうこちらでできることはありません。
  2. よって改善の努力をするのは終わりです。
  3. こちらは誠意を見せたのであとは我慢してください。
  4. もうこの件で言ってこないでください。

極端かもしれませんが、こんな意味に感じます。歩み寄りを一方的に終了させようとする言葉になるので、被害者側としてもとても腹立たしい言葉になります。

ちなみにここで言っているのは、たいした努力や時間・お金もかけず、素人判断で「できることはやりました」で済ませようとしているケースです。加えてやったことの説明も無かったらよりモヤモヤするでしょうね。

努力して、調べて、プロの指導を受けて、本当にやることをやった上であれば、意味合いが違ってきます。その場合は何をやったかを話してあげると、歩み寄ってくれていたんだなと思ってもらいやすいと思います。

他のお宅だって使ってます

利用者
利用者

我が家だけじゃなく他のお宅だって使ってますよ。この地域は田舎なので普通のことです。

被害者
被害者

よそで使っているからって臭いを正当化されても困る……

よそのお宅が使っていることと、煙の被害を感じていることは別の問題です。

よそのお宅も使っている=大目に見て欲しい=問題無いという、歩み寄りを拒否する意味合いにもとれます。

よそ様がどうこうよりも、目の前の相手に真摯に向き合ってあげる方が相手の歩み寄りを引き出せるでしょう。

まとめ

よくよく振り返って見てみると、大元をたどれば以下の2つに集約されると言ってもよいでしょう。

  • 相手の気分を害す言葉。
  • お互いの歩み寄りを拒否する言葉。

できるだけこれらの言葉を使わないようにしつつ、互いの言い分に歩み寄って努力する。その上で妥協点を決めることが建設的な話し合いかなと思います。

これらが少しでも参考になるところがあれば幸いです。他にも「こんな言葉があるよ」ということがありましたコメントで教えていただければ勉強になります。

ヤマダ
ヤマダ

特に利用者目線の言葉がまだまだ不足しています。

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