
夫を怒らせたくない。子供の精神状態に良くなさそう

妻の鬼の形相など、できれば見たくない

怒りだすと声を荒げ不機嫌になり、家族と言えど接するのが怖い
このように考える方も多くいらっしゃると思います。
一つ屋根の下で、“激おこ”の配偶者を見たり接したりするのは誰だって嫌なもの。
例え家族であっても、時に恐怖を覚えることだってあるかもしれません。また、子供にとってのトラウマにもなるかもしれません。
例えば我が家は近所の薪ストーブのおかげで、秋冬毎日のように煙くなります。それが発端となり、怒りや夫婦げんかになってしまうことは何度もありました(私の方が元々怒りっぽい)。
しかし現在では怒らないよう努めています。夫婦げんかも滅多にありません。

私も成長したものだ(ドヤ)
と思っていたのです。
しかしある日の会話の中で、実は妻はあるテクニックを使っていたと明かされました。。なんと、私は妻の手のひらで転がされていただけだったのです(汗)。
話を聞けば大変興味深く、思い返せば私も過去の仕事で使っていた接客テクニックでもありました。
本ページでは、その方法をご紹介させていただきます。
方法:配偶者よりも先にしっかり怒ってあげるだけ

もったいぶるようなことでもないので結論から先に書きます。
それは、配偶者よりも先に自分が代わりに怒ってあげるということです。
配偶者よりも先に怒る
怒りの対象(例えば騒音や薪ストーブの煙など)が発生してから、怒りの感情が高まるまではタイムラグがあります。
配偶者が怒り出すよりも先手を打って怒るだけです。

薪ストーブ臭ってきた!臭い!
怒るといっても本気で怒る必要はありません(配偶者に怖がられちゃうかもですので)。相手にばれなければ、怒っている“ふり”で充分です。
配偶者以上にしっかり怒ってあげる
怒る際、配偶者が怒ると思うレベル以上に怒ってあげます。先ほどのとおり“ふり”でOK(最初は難しい!?)。
うちの妻は

もう頭にきた!苦情言いに行こう!殴り込みだ!(←演技)ほんと、これ酷いよねぇ?
と言って怒ってくれます(笑)。そうなれば私は「まあまあ。そうだねぇ、でも今行ってもこじれるだけだよ」となだめざるを得ません。。

後で聞けば、「あなたの気持ちを代弁して怒ってあげていた」とのこと。種明かしはされましたが、今も変わらず怒ってくれています(笑)。分かっていてもなんだかうれしい!?
ここぞという時が効果的
いつでも使えるとは思いますが、いつもやっていたら大げさ&慣れてしまうかもしれません。なのでここぞという時に使うのが良さそうです。

あ、今日はいつもより臭いが酷い。絶対夫が怒りだしそう。
迷惑度合いは日によって違うので、こんな日がありますよね。
この後、絶対に夫(妻)怒りそう……という時に使うと効果的と思います。
なぜこれが効果的なのか
私なりに理由を考えてみました。
冷静になれる効果
自分以上に怒っている相手を見ると、なぜだかすっと冷静になってくることがあります。例えば夫婦げんかしているとき、そんなことはありませんか?相手はなぜこんなに怒ってるんだろうと。
それを意図的に行い、相手に冷静になってもらうということです。
例えば私の場合、妻が先に&必要以上に怒れば私が冷静になります。特に「今すぐ苦情言いに行く」など言われたら止めるしかありません。妻をなだめることに注意が向くものです。

やけに大げさに怒るなと思っていましたが、演技だったとは……。
共感効果
先に怒ることで、配偶者からすれば自分を理解してくれている、共感してくれていると感じやすいです。「臭いよね、迷惑だよね、最悪だよね」というような空気に持って行ければ、その分相手の気持ちが軽くなります。
しかも一度共感モードになれば、それ以上に怒ることは難しいようですよ(私の感想です)。おそらく以下のような形式になるからだと思います。
- 配偶者=共感してくれる味方
- 迷惑者=敵
こうなると夫婦げんかになる可能性も下がりますし、いいことずくめかもしれません。
昔、接客のクレーム対応に使っていた方法だった

実はこの方法は知らなかったわけではありません。思い返せば接客業時代、無意識のうちに使っていた手法だった……ということを思い出しました。
クレーム対応時に
役立ったシーンは、クレーム対応時です。怒り心頭でやってくる顧客に対し、どのように接するかにより、結果は真逆にも変わるもの。そんな難しさがあるのがクレーム対応です。
最も重要なのは、相手の話をとことん聞いてあげることにつきます。これは多くの方がご存じのことでしょう。
加えて私は、話を聞きながら一緒になって怒ってあげるのが、人によっては大変効果的なことに気づきました。
お客さんと一緒に怒ってあげる
「なんてひどい!」「その対応には憤りを感じます!」「上の者に厳しく叱ってもらいます!」「お怒りはごもっともです!」などとお客さんと共に(時にはそれ以上に)怒ってあげること・共感してあげることで、以下のような効果がありました。
- 怒りの矛先を私からそらす
- 怒りを静める
時には「そんなに親身になって一緒に怒ってくれてありがとう」的な、不思議な関係になれることもありました。
クレームを言う相手であった私が、いつのまにかお客さんの味方になってしまうのです。
実はただ自分が怒られたくなかっただけ……
一緒になって怒ってあげることで、自分が怒られずに済むのと、怒り自体を鎮められる。つまり自己保身のために見いだした接客方法だったわけです。激怒している人は本当に怖いので。。
妻も同じように自然に発見&利用していたということは……。私のイライラがよっぽど見たくなかった、嫌な思いをさせていたのか、と思い、申し訳ない気持ちになりました。

本記事を書くために、考えをまとめなければ気づきませんでした。これに関しては深く反省です。
怒ってもどうしようもないことは、怒らないようにしたいな。……と改めて思った次第です。
以下ページで偉そうに書いてますが、恥ずかしい。読み直します。
まとめ
近所迷惑などの、どうでも良い人のせいで配偶者を怒らせたくないというのは誰もが思うことです。怒るだけ家庭内の雰囲気は悪くなりますし、良いことはありませんからね。
本ページの方法で、少しでも家庭内の空気改善のお役に立てれば幸いです。
ただ、本文でも書きましたが、クレーム対応では本テクニックは人によって通じないこともあったのも事実です。ご夫婦関係でも同様と思いますので、配偶者の性格や反応を見ながら試してみると良いかもしれませんね。
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