住宅街での薪ストーブのデメリットについて詳しく解説するメディアが無いから、自分で作ることにした経緯

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住宅街での薪ストーブのデメリットについて詳しく解説するメディアが無いから、自分で作ることにした経緯 利用されている方

薪ストーブの煙と臭いの被害を経験した「ヤマダ」と申します。

本記事では、私が薪ストーブのデメリットを周知するメディアを作るにいたった経緯を書きたいと思います。

日本における薪ストーブの負の情報の少なさや、誤解が生じかねない状態であると感じた流れを、時系列で書いてます。私のように非寒冷地&住宅街で育ち、薪ストーブについてなじみが無かった人には特に参考になるかもしれません。

特に読んでほしい人
  • 薪ストーブについてあまりよく知らない人
  • なおかつ住宅街に導入しようか考え中の人

少し長くなってしまいましたが、ご興味ある方は是非ご覧ください。

薪ストーブに無知なころ

寒い地域の生まれ&育ちでは無いので、薪ストーブとはまるで係わることが無い人生でした。

まわりで設置している家も全く無かったほどです。

もちろん薪を使用した暖房器具ということはわかりますが、何の知識もないものでした。

薪ストーブは寒い地方や田舎暮らしのイメージ

あえてなんとなくのイメージを挙げるのであれば、薪を燃やすというちょっとレトロな暖房器具程度。

見たことも無かったくらいですからね。

特に寒い地域や田舎暮らし的な使われ方をするもの?

日本では雪の多い北海道や東北地方での利用や、海外では北米や北欧等で使われていそうなイメージがありました。

ヤマダ
ヤマダ

とにかく激寒な地域向け?自分には全くの無縁と考えていました。

最初の出会いは注文住宅会社

初めて薪ストーブを意識したのは、注文住宅会社のモデルハウスです。

そこがまた見た目に優れた会社で、外観から内観までインテリアを含め非常におしゃれ。そりゃあ契約してもらうためにお金をかけて作っていますから当然でしょうね。

そのモデルハウスの中に置かれていたのが薪ストーブです。

寒い地域ではないので実物をちゃんと初めて見ましたが、見栄えも雰囲気があって良い感じ。自然素材の家ということもあり、なんだかロハスな、非常に統一感あるイメージです。

スタッフさんによれば

○×ホーム営業
○×ホーム営業

すごくあったかいですよ!いいですよねー。

とのこと。

ヤマダ
ヤマダ

インテリア性だけでなく暖かいなら良いかなぁ。もし予算があまれば検討してみよう。

という、良好な印象を受けました。

SUUMOを開けば薪ストーブを付けたおしゃれな家が目に付く

一度その存在を意識すると、その情報が目にとまるもの。典型的なカラーバス効果ですね。

カラーバス効果=特定のものを意識し始めると、その対象に関する情報が自然と目にとまりやすくなるという、心理学用語。

主にSUUMOを使って建築業者を探していたのですが、薪ストーブを売りにしている会社も結構あることに気づきました。

今までも見ていたはずなのに、なんだか急に気になってきます。

それがどこもかしこも非常におしゃれに紹介されていること。当然、建築業者は住宅を売りたいので、視覚とイメージに強く訴えかけてきます。

薪ストーブはおしゃれでエコでロハス的な良い印象

検討の視野に入れたことで簡単に調べてみたことがありますが、薪ストーブは正しく使えば煙や臭いが出ないとのこと。

その時よくは理解しませんでしたが、二次燃焼やら触媒なんちゃらの煙が出ない仕組みが採用されているようです。ひいては住宅街でも設置できると書いてあるサイトもありました。

法律的には例え東京都内の住宅密集地でも設置できるのは嘘ではありません。しかし周りに全く迷惑をかけずに利用できるかは別、というのが分かるのは後のことです。

そんな訳で、 この時点では薪ストーブに対するネガティブなイメージはゼロ。

しかし予算がカツカツになってしまい、私の注文住宅には残念ながら薪ストーブの導入には至りませんでした。

奇しくも、購入した土地は薪ストーブの家の近く(住宅密集地)。そこで家が完成し、住んでみてから知る事実があったのです。

煙と臭いの被害に遭う

注文住宅が完成し、新生活がスタートしました。ずっと賃貸で暮らしてきたため、注文住宅の性能には大満足。やはり高気密・高断熱は良いですね。

しかも自分のこだわりが随所に反映されている、まさに夢の家です。非常に快適な生活を送っていました。

冬になると臭いだした。原因は薪ストーブ

最初に異変に気づいたは冬のとある日です。

ヤマダ
ヤマダ

ん!?この地域、やけに臭い時があるな!?

ヤマダ
ヤマダ

この時期だと近くでしょっちゅう野焼きしているのかなぁ、迷惑だなぁ

薪ストーブは臭わないという先入観があったので、その時は疑いもしませんでした。

ですがある日、不完全燃焼を起こしてモクモクな煙突と、いつもより強烈な臭いに愕然とすることに。臭いの原因は薪ストーブだ!と確信しました。

煙と臭いは給気口からどんどん我が家に入り込んできます。とは言え、新築ですからホルムアルデヒド等の揮発もあるでしょうし、24時間換気も止められません。

煙と臭いに悩む人が多いことを知る

すぐさまネットで「薪ストーブ 臭い」等で調べてみると、薪ストーブの煙と臭い被害に悩む人が多いことが分りました。

正しく使えば臭いや煙は出ないんじゃなかったのか?じゃあご近所さんは正しく使えていないのか?

……等と思いましたが、とにかく実際にネット上でのそういった被害情報が半端ない。

全くなじみがなかったとは言え、私は薪ストーブに関して完全に情報弱者だったのです。

ヤマダ
ヤマダ

メディアでは良いことばっかり書いてありますから……。でも土地を買ったのは自分なので自己責任です。

トラブルに発展することもある

ネットを見ると、かなりご近所トラブルの元になっているようです。

  • 煙と臭いが強い
  • クレームを伝えても改善しない
  • 開き直られる
  • 関係が険悪になる
  • 裁判になる

お願いして改善してくれればトラブルにはならないわけですが、趣味・嗜好に関することは非常にセンシティブな問題です。

その割には言う方も、そりゃあ伝え方がまずいでしょう、というケースもちらほら。良くないのが、ぐっと我慢→限界を超えて爆発→罵詈雑言というケースです。

このように伝え方を誤ると、売り言葉に買い言葉で両者ともに感情的になりやすいもの。一度トラブルになり関係が悪化すると、なかなかうまくはいかないようです。

法律の規制は無い

そもそもの根本的な要因として、薪ストーブの排煙や臭いに法律の規制がないこと。これが一番大きいようです。

いくら煙や臭いを控えて欲しいといっても、利用者側には使う権利があるわけです。

法律的に悪いことをしているわけではないので、言われる筋合いは無い。そういう見方もできてしまいます。

つまりトラブルを解決するのは、以下のいずれかしかありません。

  • 煙と臭いを抑えていただくようお願いすること
  • 法律に訴えること(人格権の侵害

……極端ですね。

法律に訴えるようなケースは、本当に悪質なケースのみだと思います。

ですので基本的にはお願いをして、相手の良心だったり、マナーだったり、モラルだったりに頼るしかありません。

既視感を感じる……バーベキュー問題と同じか!

うーん、なにか既視感を感じるなぁ。なんだろう……。と思っていたら、

ヤマダ
ヤマダ

あ!バーベキュー問題と同じか!

ということに気づきました。

ネット上の言い合いやトラブルの話を見ていると、以前何かの拍子に調べたバーベキュー問題と酷似している。特に以下のようなところはそっくりです。

  • 煙が洗濯物について洗い直しになる・干したい時に干せない
  • ご近所なので被害を言いづらい(我慢することも)
  • 法律での規制が無い
  • 私有地でやって何が悪いと開き直られる
  • 訴訟に発展することもある
  • 住宅密集地で行うことに対する賛否

バーベキューも相当にトラブル情報がネットに載っている、やっかいな問題です。傷害事件も起こってますからね。

ただ、バーベキューよりも薪ストーブのトラブルの方がたちが悪いかもしれません。そう思うのは以下です。

  • 冬は下手すると毎日のように被害を受けること
  • 利用者の使い方によっては有害物質による被害が大きいこと
  • エコやカーボンニュートラルといった「環境に優しい」という隠れ蓑があること
  • 「高性能な薪ストーブを業者に任せて設置すれば臭わない」という誤解があること

バーベキューのように夏期に月1~2回……などならまだ良いですが、毎日はつらい。しかも利用者に臭うわけがないという誤解まであると大変です。

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