「選挙カーうるさい!」と感じた薪ストーブ利用者さんへ

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薪ストーブと選挙カー 利用されている方

公開時期がずれてしまいましたが、この原稿を書きはじめた頃、選挙カーが毎日のようにわめき散らしています。ネット上でも「迷惑!」という声が多数のようですね。

私もはっきりと迷惑だと思いますし、大事な会議時などは心底腹立たしく思いました。

ヤマダ
ヤマダ

自分が当選するためなら人に迷惑かけても良いと言ってるようなもの。本当、迷惑!

ヤマダ
ヤマダ

あれ、この感情はお隣さんに抱く感情と同じだ……。

薪ストーブ利用の改善をお願いしているのに、聞く耳もたずのお隣さん。不満の度合いは違いますが、選挙カー(候補者)への感情はとても似ていると気づいたのです。

何の関係も無さそうなのに、なぜ似ているのか。本ページをご覧いただければ、もしかしたら分かっていただけるかもしれません。

というわけで本ページの想定読者は「選挙カーが迷惑と感じ薪ストーブ利用者さん」です。(めっちゃニッチ!)

多くの人が迷惑と感じる選挙カーという共通例を通じ、少しでも気づきとなる点があれば幸いです。

「選挙カーが迷惑なのと同様に薪ストーブも迷惑だからやめろ」という記事では全くありません。ご近所関係のコミュニケーション改善に何らかの形で役に立てば、という思いで書いてます。

選挙カーの迷惑を言語化してみる

REASON

私も(おそらくあなたも)迷惑と感じる共通例である「選挙カー」。まず始めに、そもそもなぜこれが迷惑と感じるのかを言語化してみます。

言語化することで見えてくることがあると思います。

うるさい

もっとも分かりやすい要素として、単純に選挙カーはうるさいですよね。

朝8時~夜20時まで、いろんな候補者がスピーカーで「ご支援ありがとうございます」とわめき立てます。

うるさいことに対する具体的な弊害例が以下です。

  • 寝ていた赤ちゃんが起きてしまう
  • 夜勤明けの仕事の人が起こされる
  • リモート会議や会話の邪魔
  • テレビや音楽の楽しみの邪魔
  • 勉強などでの集中力が乱される

これらは明らかに迷惑を被っていると言ってよいと思います。

法律では禁止されていない

いろいろと調べてみましたが、法律(公職選挙法)では、選挙カーで騒音をまき散らすのは禁止されていないのだとか。

演説は立ち止まってしないといけないなど決まりはあるようですが、選挙カーで移動中に名前を連呼するなどはOK。だからとにかく記憶にすり込もうと、名前を押しつけてくるんですね。

これらは「受忍限度」を明確に逸脱するようなものでない限り、問題はありません。

弁護士による解説もネット上にありましたが、その受忍限度すらも現実問題として問うのは難しいとのこと。我慢すればすぐ終わることですし、訴えるなんて面倒なことは誰もしませんよね。。

自己中心的な気持ちが見え見え

選挙カーで名前を連呼する目的は何でしょうか?先ほどのとおり、名前の“押し売り”。つまりはただその本人が当選したいだけです。

ですから「周囲に騒音で迷惑をかけてやる!」といった悪意などありません。しかし、例え周りがうるさく感じているのを知っていたとしても、少しでも当選する可能性を上げたい一心でやるのでしょう。

結果、私たちにとってはメリットは1つもありません。

候補者
候補者

子育て世代を応援します!

ヤマダ妻
ヤマダ妻

うるさくてうちの子がいつも起きてしまう。言ってることと発言の整合性が無い!

どんなに耳障りの良いこと、高尚なことを言っていても矛盾しています。自己中心的な考えが見え見えですよね。感じるいらだちは、自分の利益しか考えていないからこそ強く感じるのだと思います。

「自分のためじゃない。今は迷惑かもしれないが、自分が当選すれば子育てを応援できるんだ!」とか本気で思っていそうで、それはそれで怖いです。。

結論:迷惑以外の何ものでもない

ここまで見て、選挙カーは迷惑以外の何ものでもありません。選挙カーが来てラッキー!と思う要素は、身内や支援者をのぞき無いからです。

昭和時代からの慣例なのかもしれませんが、時代錯誤をバリバリ感じます。

しかも家の前を通る度「ご支援・ご声援ありがとうございます」と。

ヤマダ
ヤマダ

全くもって支援してないし!何度も家の周りを通るのやめて欲しい!

このように思う気持ちは、多くの方が感じていることだと思います。

とは言え結局、

  • 選挙はたまにだし、期間はほんのわずか
  • そもそも法律で認められている
  • 結果どうしようもない

ということで「超絶腹立たしいけど我慢するしかない」ということになっているのでしょう。

候補者と、迷惑だと感じる人が話し合いをしたら?

対話するイメージ

「候補者」と「選挙カーを迷惑と感じる住民」が、この「うるさい問題」の改善について話し合いをしたらどうなるでしょうか。

実際そんなことはまず無いでしょうが、ここでは仮想的にコミュニケーションした例を考えてみます。

ヤマダ
ヤマダ

本ページを読んでいるあなたは「迷惑と感じる住民」の気持ちになってお考えください。

うるさいと感じることについて

選挙カーがうるさい・迷惑。これは住民側が感じていることです。それ以上でも、それ以下でもありません。ただの感情です。

それでは候補者に「うるさいので音量を抑えていただけないでしょうか」と丁重にお願いしたとしましょう。

以下のような言葉が返ってきたらどう思うでしょうか。カッコ内は、想定する感情です。

  • うるさくないですよ!(→私はうるさい)
  • あなた神経質なのでは!?(→あなたが言うな)
  • 初めて言われました(→みんな言わないだけでしょ)
  • 喜んでくれる人もいるんです(→喜んでくれない人もいるんです)
  • 崇高な思いでやってます(→それは免罪符になりません)
  • 絶対に当選したいんです(→個人的な願望ですよね!?)
  • たかが一週間程度、大目にみてもらえませんか?(→あなたが言うな)
  • 実害を与えるほどではない(→あなたが言うな。実際子供が起きてしまいます)
  • 法律の範囲内でやっています(→法律の問題ではなく、うるさいから言ってます)
  • 他の候補者もやってます(→あなたに言ってます)
  • 昔からこれでやってますので(→それがうるさいと言ってます)

住民側は度重なる騒音でイライラしています。したがって、素直な謝罪以外の答えは期待していないのではないでしょうか。

このように反論や弁明をされると、何を言われても悪感情しかありませんよね。

こんなこと候補者は言わないと思いますか?たしかに人それぞれかもしれませんが、候補者の目的は当選することなわけです。

大勢からのクレームならまだしも、たった一人のクレームであれば、票を集めること(選挙カー)を優先したいのではないでしょうか。

そもそも選挙カーで宣伝する=「迷惑をかける可能性はあるが票が欲しい人」だと言っているようなものです。ひいてはこのような発言も決して大げさではないと思います。

迷惑を感じるのは各人

ここでよく考えてみたいと思います。こちらはうるさいと感じているけれど、相手がそれを否定するとイラッときます。

それは、事実こちらは「うるさい」と感じているからではないでしょうか。明確に「うるさい」と感じているのに「うるさくない・我慢して」と言われれば、イラッとくる気持ちも当然です。

ここで分かることは、「迷惑」を決めるのは、行為を行う側ではないと言うこと。それを決めるのは受け手である各人だということです。

類似例を挙げてみます。左が受け手、矢印の右が行為を行う側です。

  • 叩かれて痛い → ちょっと小突いただけで痛くない!
  • あなたのマッサージはくすぐったい → 私のマッサージはくすぐったくない!
  • あなたの行為はいじめ → 私の行為はいじめではない!
  • あなたの行為はお節介 → 私の行為はお節介ではない!
  • あなたの行動はストーカー行為です → 私はストーカーではない!

いやいやいや、となりますよね。私の感情を勝手に変えないで欲しいという気持ちになると思います。

これは選挙カーに限らず、「ご近所問題全般に言える原理原則ではないでしょうか。理解していないとコミュニケーションが難しくなります。

もちろん、極度に過敏な人や、クレーマーという存在もあります。ですが「受け手が迷惑を決める」ことは変わりません。

クレーマーに関しては、そう仕立てた方が自分にとって都合が良いのでバイアスがかかることがあります。例えば選挙カーなら、候補者が「あいつはクレーマーだから」と言って選挙カーを正当化する方が都合が良いので、そう思い込みたくなります。

欲しいのは明確な成果

反論・弁明するのはもっての他です。しかし、ただ謝られただけで終わったり、効果の薄い対策をしてもらったり等の場合はどうでしょうか。

下手をしたらよりイラっとくるように思います。

例えば……

  1. すみません(終わり)。
  2. この場所を通る際、ちょっと速度を上げました。
  3. 発声の仕方を変えてみました。
  4. 拡声器を変えてみました。
  5. 努力してみました。
  6. 一生懸命頑張りました。

2~4は何かしてくれているようですが、具体的な改善が認められなければ無意味ですよね。5・6に至っては訳ががわかりません。。

期待するのは、「なんとなくうるささが減ったような気がする」などではなく、明確な成果ではないでしょうか。

以下の様な施策をしれくれたら、こちらも受け取り方が違ってくると思いませんか。

  • 音量指定を30%下げる
  • 頻度を1/3に減らす
  • 近隣○km以内には近づかない
  • 選挙カーをやめる

候補者は演説で「一生懸命がんばります」などと言います。しかしどれだけ頑張るかよりも、どれだけ具体的な結果を残すことの方が重要なのと同じではないでしょうか。

まとめ

本記事は以上です。

え、これだけ!?薪ストーブの話してないじゃん。

わざわざ選挙カーを例に直接例える必要などないと思い、書きませんでした。どんなに丁寧に書いても、嫌みな記事にしかならないような気がしたからです。

ですが少なくとも、選挙カーが迷惑と感じる話なら分かる!という方も多いと思います。

本例を通じ、何か少しでも思う所がありましたら、近隣住民とのコミュニケーション改善に活かしていただければ幸いです。

ヤマダ
ヤマダ

でも、できれば体感的に分かりやすい選挙期間中に書き上げたかったです……

コメント

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